先週の為替相場レンジ(変動範囲)

始値 安値 高値 終値 変化率
USD/JPY 108.57 108.36 109.79 109.35 +0.72%
EUR/USD 1.2158 1.2051 1.2182 1.2141 ▲0.14%
EUR/JPY 132.01 131.68 132.87 132.74 +0.55%
USD/CNH 6.4146 6.4040 6.4620 6.4376 +0.36%
CNH/JPY 16.93 16.86 17.01 16.98 +0.29%

 

先週の為替相場サマリー

先週のドル円相場は、1ドル=108.57円からスタート。その後、やや水準を切り上げ、しばらくは108.70を中心とした小幅なレンジで推移。12日水曜日のNY時間に米4月消費者物価指数が発表され+4.2%(目安は2%)と非常に高いインフレ圧力が確認されると、米国の早期の金融緩和縮小が意識され、為替はドル高で反応、一気に109.50レベルまで値を切り上げる。その後は109.79の高値を付けるが、このレベルでは売り優勢、じりじりと値を下げ109.35でクローズ。

ユーロ相場は、1ユーロ=1.2158ドルからスタート。週初は1.2130~1.2170の小幅なレンジで推移。ドル円と同様、12日水曜日のNY時間に発表された強い米4月消費者物価指数を受けて、1.2070レベルまで一気に値を下げた。その後、一時1.2051の安値をつけるものの、このレベルでは買いが優勢で、その後はユーロの底堅さが目立つ展開となり、じりじりと上昇。結局、週初と同様の、1.2141でクローズとなった。

人民元相場は1ドル6.4146元からスタート。週初はドル安から始まり、一時6.4040まで値を下げるも、一旦このレベルで反発。強い米4月消費者物価指数も相まって、次第にドル高優勢となると一時6.4620まで反発する。ただし、その後はドルの先安観、人民元の先高観が意識されてか、徐々にドル安人民元高が進み、6.4376まで値を戻してクローズ。

 

先週のできごと

10日
エルサレムで相次ぐパレスチナ人とイスラエル警察の衝突は、パレスチナ自治区ガザからイスラエルへのロケット弾攻撃に発展した。

11日
中国4月消費者物価指数(CPI):+0.9%
中国4月生産者物価指数(PPI):+6.8%
5月ZEW景況感調査(期待指数):84.4(50が基準)
台湾の外交部(外務省)は、24日から開かれる世界保健機関(WHO)の年次総会への参加が、今年も認められない見通しになったと明らかにした。

12日
米4月消費者物価指数:+4.2%
英1-3月期四半期国内総生産(GDP、速報値):▲6.1%
米テスラは、暗号資産(仮想通貨)「ビットコイン」を使った電気自動車(EV)などの購入手続きを一時停止したと発表した。「マイニング(採掘)」と呼ぶ計算作業で消費する電力を発電するために、化石燃料の使用が増えていることを懸念したためとしている。
国連の安全保障理事会は、中東でのイスラエルとパレスチナの交戦について非公開の緊急会合を開いた。会合後にフランス、アイルランドなど欧州4カ国は「即時の緊張緩和、暴力の停止と最大限の自制を求める」とする共同声明を出した。

13日
日本3月経常収支:2兆6501億円
米4月卸売物価指数(PPI):+6.2%
メキシコ銀行(中央銀行)は、金融政策決定会合を開き、政策金利を4.0%で据え置くと決めた。据え置きは2会合連続。全会一致で決定した。新型コロナウイルスの感染拡大で経済は厳しい状況が続くが、インフレ率が上昇しているのに配慮した。

14日
米4月小売売上高:+0.02%
米4月鉱工業生産:+0.7%
ロシア政府は、米国をロシアに敵対的な行動を取る「非友好国」に指定した。在ロシアの米大使館と総領事館は職員数の厳しい制限を受ける。
イスラエル軍は、イスラム原理主義組織ハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザに地上からの砲撃を開始した。
フィリピンのドゥテルテ大統領が、南シナ海の領有権問題で対立する中国に対して、船を「1インチたりとも後退させることはない」と発言したことが明らかになった。

※ZEWは50が基準、物価指数は前年同月比、GDPは前年同期比、特段の記載がない経済指標は前月比または当月の数値

 

今後の経済指標と政治イベントの予定

<今週>

17日
08:50 日本4月物価指数
11:00 中国4月小売売上高、中国4月鉱工業生産
25:00 ロシア第1四半期GDP(Gross Domestic Products, 国内総生産)

18日
08:50 日本第1四半期GDP
15:00 英国4月失業率
18:00 欧州3月貿易収支
21:30 米国4月住宅着工件数、建設許可件数

19日
15:30 英国4月消費者物価指数、小売売上高
18:00 欧州4月消費者物価指数
21:30 カナダ4月消費者物価指数
27:00 FOMC議事要旨公表(FOMC:Federal Open Market Committee, 米国の金融政策決定会合)

20日
08:50 日本4月貿易統計(通関ベース)
17:00 欧州3月経常収支

21日
08:50 日本4月消費者物価指数
16:30 ドイツ5月PMI(PMI:Purchasing Manager Index, 購買担当者景気指数)
17:00 欧州5月PMI
22:45 米国5月PMI
23:00 米国4月中古住宅販売件数
未明:米韓首脳会談

 

<来週以降>

5月25-28日:特別年次総会 シンガポール開催
6月1日:ECB
6月11-13日:主要7カ国首脳会議(G7サミット) 英南西部コーンウォール開催
6月14日:NATO首脳会談 ブリュッセル開催
6月15日―16日:FOMC
6月17日―18日:日銀金融政策決定会合
7月15日―16日:日銀金融政策決定会合
7月22日:ECB
7月27日―28日:FOMC
8月:ジャクソンホール会議
9月9日:ECB
9月21日―22日:日銀金融政策決定会合
9月21日―22日:FOMC
10月27日―28日:日銀金融政策決定会合
10月28日:ECB
11月2日―3日:FOMC
12月14日―15日:FOMC
12月16日:ECB
12月16日―17日:日銀金融政策決定会合

 

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