先週の為替相場レンジ(変動範囲)

始値 安値 高値 終値 変化率
USD/JPY 110.26 109.71 111.12 110.77 +0.46%
EUR/USD 1.1868 1.1847 1.1976 1.1933 +0.54%
EUR/JPY 130.86 130.02 132.71 132.18 +1.01%
USD/CNH 6.4609 6.4500 6.4948 6.4576 ▲0.05%
CNH/JPY 17.0621 16.9351 17.1770 17.1455 +0.49%

 

先週の為替相場サマリー

先週のドル円相場は、1ドル=110.26円からスタート。週初は先週から続くドル高の流れが一服する中、ドル円は下値を試す展開となり、110円を割りこむと、109.71まで下落。しかし、この水準では買いが優勢となり、109円台の滞在時間は数時間に留まり、すぐに110円台に値を戻すと、その後はじりじりと上昇に転じ、年初来高値(110.95)の更新を目指す展開となる。水曜日の夜間には年初来高値を更新し、111円台に突入したが、次第に売りが優勢となるとその後は111円を挟んでもみ合いの展開が続いた。再び110.50付近まで売り戻される時間帯もあったが、結局は111円にほど近い、110.77でクローズ。

ユーロ相場は、1ユーロ=1.1868ドルからスタート。週初はドル売りの流れの中でユーロは買戻し優勢、1.19台へと値を戻すと、その後も底堅い展開が続いた。木曜日にはイングランド銀行が早期金融緩和の縮小や利上げに対して様子見姿勢を強めていることが判明すると、次第に英ポンドが売られ、ユーロが買われたこともユーロの底堅い動きに繋がった。1.1950を突破し1.20台を目指す展開になるようにも見受けられたが、ユーロ買いの勢いは続かず、1.1930前後での値動きが続き、週末は1.1933でクローズ。

人民元相場は1ドル6.4609元からスタート。先週から続く人民元安の流れを引き継ぎ、週初はドル買い人民元売りが続くと、水曜日には6.50目前の6.4948まで上昇。しかし、人民元の短期金利が上昇に転じていることや、当局も進んで人民元安を望んでいない姿勢が見られる中で、徐々に反転の兆しが見られると、週末にはドル売り、人民元買戻しが優勢となり、6.45台まで値を戻した。結局週末は、週初よりも人民元高の6.4576でクローズ。

 

先週のできごと

21日

  • 東京や大阪など10都道府県は「まん延防止等重点措置」を適用

22日

  • 米5月中古住宅販売件数 ▲0.9%
  • パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言は最近のインフレ加速について一時的であることを改めて強調した。
  • 暗号資産(仮想通貨)のビットコインが、一時3万ドルを割り込んだ。

23日

  • 欧州6月PMI 製造業63.1 サービス業58.0
  • 米第一四半期経常収支 ▲1,957億ドル
  • 米6月PMI 製造業62.6 サービス業64.8
  • 米5月新築住宅販売件数 ▲5.9%
  • 政府は、新型コロナウイルスワクチンの接種実績に関し、6月9日や15~17日に1日あたりの接種回数が政府目標の100万回を超えたと発表した。少なくとも1回目の接種を終えた65歳以上の高齢者の割合も51%と半数を超えた。

24日

  • 英イングランド銀行(中央銀行)は発表した金融政策委員会の声明で、物価上昇率の拡大は「一時的」との認識を示した。景気回復を支えるため、早期の金融緩和の縮小には慎重な立場を確認した。
  • 米5月耐久財受注 +2.3%
  • 前週分新規失業保険申請件数 41.1万人
  • 欧州連合(EU)首脳会議は、ロシアのプーチン大統領との首脳会談を模索するかを討議した。独仏が早期の開催を提案したのに対し、ロシアと距離的に近いバルト3国やポーランドなどが反対し、合意できなかった。EU内におけるロシアへの温度差が露呈した格好。
  • 新興国で政策金利の引き上げが相次いでいる。メキシコは24日に2年半ぶり、ブラジルやロシアも今月に3会合連続の利上げ実施を発表した。背景には国際商品価格の高騰や干ばつで、農産品の価格が上がっていることがある。
  • 香港紙・蘋果日報(アップル・デイリー)は、最後の新聞を発行して26年の歴史に幕を閉じた。通常の10倍以上となる100万部を印刷。繁華街の販売店には未明から同紙を買い求める市民が長い列をつくり、廃刊を惜しんだ。

25日

  • 日本6月東京都区部CPI 0.0%
  • 5月個人消費支出(PCE) +3.9%
  • 世界貿易の増加が続いている。オランダ経済政策分析局が発表した4月の貿易量は前年同月比25%増えた。1年前に新型コロナウイルスの流行で急減した反動もあるが、今年1月にコロナ流行前のピークを上回り、過去最多更新が続く。
  • 日銀が発表した1~3月期の資金循環統計(速報)によると、家計の金融資産は3月末時点で1946兆円と前年同月比7.1%増え、比較可能な2005年以降で過去最高を更新した。株高によって株式や投資信託の評価益が膨らんだことに加え、新型コロナウイルス禍で個人消費が抑制されたことで現預金も増えた。

※GDP=Gross Domestic Price(国内総生産)
※CPI=Consumer Price Index(消費者物価指数)
※PPI=Producer Price Indes(生産者物価指数)
※PMI=Purchasing Manager Index(購買担当者景気指数)
※ZEW=Leibniz Centre for European Economic Research(欧州経済研究センター)
※PMI・ZEWは50が基準、物価指数とマネー統計は前年同月比、GDPは前期比、特段の記載がない経済指標は前月比または当月の数値

 

注目の経済指標と政治イベント

28日

  • 日銀金融政策決定会合の主な意見(6月17~18日分)

29日

  • 08:50 日本5月失業率
  • 08:50 日本5月有効求人倍率
  • 22:40 ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁、発言

30日

  • 香港国家安全維持法の施行から1年
  • 08:50 日本5月鉱工業生産
  • 10:00 中国6月PMI
  • 18:00 欧州6月消費者物価指数(HICP)
  • 21:30 米6月ADP雇用統計(前月比)

1日

  • 中国共産党創立100年
  • 英国から中国への香港返還から24年
  • 10:45 中国6月Caixin製造業PMI
  • 17:00 欧州6月製造業PMI
  • 18:00 欧州5月失業率
  • 21:30 米前週分新規失業保険申請件数
  • 22:45 米6月製造業PMI
  • 23:00 米6月ISM製造業景況指数

2日

  • 18:00 欧州5月卸売物価指数
  • 21:30 米5月貿易収支
  • 21:30 米6月雇用統計
  • 21:30 ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁、発言
  • 23:00 米製造業新規受注

来週以降

  • 7月15日―16日:日銀金融政策決定会合
  • 7月22日:ECB
  • 7月27日―28日:FOMC
  • 8月26日―28日:ジャクソンホール会議
  • 9月9日:ECB
  • 9月21日―22日:日銀金融政策決定会合
  • 9月21日―22日:FOMC
  • 10月27日―28日:日銀金融政策決定会合
  • 10月28日:ECB
  • 11月2日―3日:FOMC
  • 12月14日―15日:FOMC
  • 12月16日:ECB
  • 12月16日―17日:日銀金融政策決定会合

本コンテンツの続き

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