先週の為替相場レンジ(変動範囲)

始値 安値 高値 終値 変化率
USD/JPY 110.75 110.43 111.66 111.06 +0.28%
EUR/USD 1.1936 1.1808 1.1945 1.1865 ▲0.59%
EUR/JPY 132.18 131.27 132.45 131.73 ▲0.34%
USD/CNH 6.4585 6.4557 6.4909 6.4698 +0.17%
CNH/JPY 17.1467 17.0765 17.2485 17.1588 +0.07%

 

先週の為替相場サマリー

先週のドル円相場は、1ドル=110.75円からスタート。週初は特段のイベントない中で、ドル売り円買いの動きが優勢となり、水曜日の夕方にかけて110.43まで下落。迎えたADP雇用統計(非農業部門雇用者数増減)は+69.2万人とほぼ予想通りの数値となったが、3ヵ月平均で+80万人を超える水準となったことが確認されると次第にドル買いが強まる展開となった。木曜日に111円台へと上昇すると、年初来高値の111.10を上抜け、金曜日にかけて111.66まで上昇した。注目の集まった金曜日、米6月雇用統計(非農業部門雇用者数増減)は+85万人と非常に強い数値となったが、週末であることや、短期的に買われ過ぎであったこと、来週初は米国祝日(独立記念日)であることからポジションを落とす動き、すなわちドル売りが優勢となり、再び111円を割り込んだのち、111.06でクローズ。

ユーロ相場は、1ユーロ=1.1936ドルからスタート。週初からユーロ売りが優勢でじりじりと値を下げる展開となり、火曜日に1.1900を割り込んだ。水曜日のADP雇用統計後にはドル買いが強まる中、1.1850を下回ると、1.1830レベルで金曜日の米6月雇用統計を迎えた。強い米6月雇用統計も、利食いのドル売り優勢となる中、ユーロは反発、ただし戻りは鈍く1.1865でクローズ。

人民元相場は1ドル6.4585元からスタート。週初にややドル買いが優勢となったあとは、木曜日に共産党創設100周年を控え、6.46台前半での小動きが続いた。木曜日には、創設100周年で北京がお祭りムードに包まれる中、人民元短期金利が反転下落、次第にドル買いが優勢の展開となる。週前半の小動きで溜め込んだパワーが放出されたかのようにドル買いが強まると、一時6.49台までドル高人民元安が進行したが、週末は米6月雇用統計後にドル売り優勢となり、6.4698でクローズ。

 

先週のできごと

28日

  • 以下、日銀金融政策決定会合の主な意見(6月17~18日分)
  • 物価は、ワクチン接種の状況次第で上振れる可能性もあるが、根強いデフレマインドもあって、インフレ圧力は一時的なものにとどまるとみられる。
  • 経済の回復が消費者物価の持続的な上昇につながるには、財政の支えがある中で緩和的な金融環境が維持され、家計と企業の余剰資金が消費・投資に向かうことが重要である。

29日

  • 日本5月失業率 3.0%
  • 日本5月有効求人倍率 1.09

30日

  • 香港国家安全維持法の施行から1年
  • 日本5月鉱工業生産 ▲5.9%
  • 中国6月製造業PMI 50.9
  • 欧州6月消費者物価指数(HICP) +1.9%
  • 米6月ADP雇用統計(前月比) 69.2万人

1日

  • 中国共産党は、北京市内の天安門広場で創立100年の記念式典を開いた。習近平(シー・ジンピン)総書記(国家主席)は演説で「香港での全面的な管轄権を持ち、台湾独立のたくらみを断固として粉砕しなくてはいけない」と強調。米国を念頭に「外部勢力が私たちをいじめ、圧迫することも決して許さない」と米国に対抗する姿勢を鮮明にした。
  • 中国6月Caixin製造業PMI 51.3
  • 欧州6月製造業PMI 63.4
  • 欧州5月失業率 7.9%
  • 米前週分新規失業保険申請件数 36.4万人
  • 米6月製造業PMI 62.1
  • 米6月ISM製造業景況指数 60.6

2日

  • 欧州5月卸売物価指数 +9.6%
  • 米5月貿易収支 ▲712億ドル
  • 米6月雇用統計 非農業部門雇用者数増減+85万人、失業率5.9% 
  • 仏紙とのインタビューで欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は、「景気回復は進み始めているが、まだ脆弱だ」と述べた。
  • 米製造業新規受注 +1.7%

※GDP=Gross Domestic Price(国内総生産)
※CPI=Consumer Price Index(消費者物価指数)
※PPI=Producer Price Indes(生産者物価指数)
※PMI=Purchasing Manager Index(購買担当者景気指数)
※ZEW=Leibniz Centre for European Economic Research(欧州経済研究センター)
※PMI・ZEWは50が基準、物価指数とマネー統計は前年同月比、GDPは前期比、特段の記載がない経済指標は前月比または当月の数値

 

注目の経済指標と政治イベント

5日

  • 米国祝日(4日独立記念日の振替)
  • 7月の地域経済報告(日銀)
  • 10:00 黒田東彦日銀総裁、発言
  • 10:45 中国6月Caixinサービス部門購買担当者景気指数(PMI)
  • 17:00 欧州6月サービス部門購買担当者景気指数

6日

  • 13:30 豪州準備銀行(中央銀行)、政策金利発表
  • 18:00 欧州7月ZEW景況感調査
  • 18:00 欧州5月小売売上高(前月比)
  • 22:45 米国6月サービス部門購買担当者景気指数
  • 23:00 米国6月ISM非製造業景況指数

7日

  • 27:00 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨

8日

  • 08:50 日本5月国際収支・貿易収支
  • 21:30 米国前週分新規失業保険申請件数

9日

  • 10:30 中国6月消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
  • 10:30 中国6月生産者物価指数(PPI)(前年同月比)
  • 21:30 カナダ6月雇用統計
  • G20財務相・中銀総裁会議(イタリア開催)

来週以降

  • 7月15日―16日:日銀金融政策決定会合
  • 7月22日:ECB
  • 7月27日―28日:FOMC
  • 8月26日―28日:ジャクソンホール会議
  • 9月9日:ECB
  • 9月11日:米同時テロから20年
  • 9月21日―22日:日銀金融政策決定会合
  • 9月21日―22日:FOMC
  • 9月26日 ドイツ総選挙
  • 10月27日―28日:日銀金融政策決定会合
  • 10月28日:ECB
  • 10月30日―31日:G20首脳会議
  • 11月2日―3日:FOMC
  • 12月14日―15日:FOMC
  • 12月16日:ECB
  • 12月16日―17日:日銀金融政策決定会合

本コンテンツの続き

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