先週の為替相場レンジ(変動範囲)

始値 安値 高値 終値 変化率
USD/JPY 110.14 109.71 110.71 110.04 ▲0.09%
EUR/USD 1.1872 1.1772 1.1880 1.1806 ▲0.56%
EUR/JPY 130.74 129.62 131.10 129.89 ▲0.65%
USD/CNH 6.4781 6.4507 6.4846 6.4738 ▲0.07%
CNH/JPY 17.0042 16.9721 17.0983 16.9878 ▲0.10%

 

先週の為替相場サマリー

USD/JPY

  • 先週のドル円相場は、1ドル=110.14円からスタート。週初は先週末の流れを引き継ぎドル買いが優勢でじりじりと上昇。火曜日に発表された米6月消費者物価指数が+5.4%と発表されると初動はドル買いで反応し、110円60銭台まで上昇。その後もじり高で110.71まで上昇したが、パウエル議長の議会証言で、インフレは一時的であり、性急な緩和縮小こそがリスクであるとの発言が確認されると、インフレを放置するとの見方から、ドルは反転下落、一気に110円を割り込むと木曜日には109.71の安値をつけた。週末は買戻し優勢で、先週末とあまり変わらない110.04でクローズ。

EUR/USD

  • ユーロ相場は、1ユーロ=1.1872ドルからスタート。短期的に買戻しが優勢となっていたユーロだが、今週はユーロ売りが優勢。火曜日に発表された強い米6月消費者物価指数を受け、ユーロ売りドル買いが強まると、一時1.1772まで下落。水曜日、木曜日と買い戻される時間帯もあったが、戻りは鈍く、週末にかけては変わらず売り優勢となり、1.1806でクローズ。

USD/CNH

  • 人民元相場は1ドル6.4781元からスタート。週初は先週末から続くドル売り人民元買いの流れが継続し、やや値を下げる展開。水曜日には米6月生産者物価指数の高騰を横目に、6.45割れ目前の水準まで値を下げたが、その後は徐々にドル買いが強まり、結局週末に掛けてはドル買いが優勢となり、6.4738でクローズ。始値よりは終値の方が低く、久々にドル売りが優勢の1週間となった。

 

先週のできごと

12日

  • 新型コロナウイルス対策で東京都に4度目の緊急事態宣言(8月22日まで)
  • 日本5月機械受注 +7.8%

13日

  • 中国6月貿易収支 +515.3億ドル
  • 米国6月消費者物価指数(CPI) +5.4%
  • 米国6月財政収支 ▲1,742億ドル

14日

  • ニュージーランド(NZ)準備銀行(RBNZ)は量的緩和策として実行していた大規模資産買い入れ計画(LSAP)を7月23日までに停止するとし、金融刺激策の縮小にかじを切った。
  • 欧州5月鉱工業生産 ▲1.0%
  • 米国6月卸売物価指数(PPI) +7.3%
  • カナダ中銀は、毎週の国債の純買い入れを30億カナダドルから20億カナダドルに縮小することを決定。
  • 米連邦準備制度理事会(FRB)が公表した地区連銀経済報告(ベージュブック)によれば、米経済は回復ペースが加速した。ただ、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)からの経済活動再開を受け、求人や受注対応の上で負担が増大した。
  • ヨーロッパではドイツを中心に大雨による洪水が相次いでいる。これまでに亡くなった人は合わせて160人を超え、今も安否が分からない人がいる。

15日

  • 中国4-6月期四半期国内総生産(GDP)+1.3%
  • 中国6月小売売上高 +12.1%
  • 中国6月鉱工業生産 +8.3%
  • 7月ニューヨーク連銀製造業景気指数 43.0
  • 米国前週分新規失業保険申請件数 36.0万人
  • 7月フィラデルフィア連銀製造業景気指数 21.9
  • 米国6月鉱工業生産 +0.4%
  • 米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は、前日の下院に続いて上院で証言し、量的緩和の縮小(テーパリング)の開始に関し、7月下旬の次回米連邦公開市場委員会(FOMC)を含む「複数の会合で議論を続ける」と述べた。2%を大きく上回る物価上昇は「もちろん心地よくない」と語った。インフレについて「(目標の)2%をかなり上回っており、もちろん心地よくない」と語った。同時に、インフレの加速は経済の再開に伴う「ショック」だとして、いずれ沈静化する一時的な現象との説明を繰り返した。
  • バイデン米大統領は首脳会談で、今秋に退任するドイツのメルケル首相を厚遇し、米独同盟の修復を演出した。ドイツとロシアのガス計画をめぐる懸念は払拭できず、中国への姿勢でも微妙な温度差が残った。

16日

  • 日銀は今の大規模な金融緩和策を維持するとともに、新型コロナウイルスの影響が続いているため今年度のGDP=国内総生産の伸び率の見通しを引き下げた。日銀の黒田総裁は会合のあとの記者会見で、景気の現状について「新型コロナウイルスの影響で引き続き厳しい状況にあるが、基調としては持ち直している」と述べた。そのうえで、東京に4回目の緊急事態宣言が出されたことなどを踏まえ「当面の経済活動は対面型サービス業を中心に低めの水準で推移するものとみられる」と述べた。
  • 欧州6月消費者物価指数 +1.9%
  • 米国6月小売売上高 +1.3%
  • 7月ミシガン大学消費者態度指数・速報値 80.8
  • 5月対米証券投資 +1,053億ドル

経済用語解説

  • GDP=Gross Domestic Price(国内総生産);高成長が良い
  • CPI=Consumer Price Index(消費者物価指数):2%目標を掲げる先進国が多い
  • PPI=Producer Price Indes(生産者物価指数):CPIに影響を与える
  • PMI=Purchasing Manager Index(購買担当者景気指数):50が基準
  • ZEW=Leibniz Centre for European Economic Research(欧州経済研究センター):50が基準
  • ニューヨーク連銀製造業景気指数:0が基準
  • フィラデルフィア連銀製造業景気指数:0が基準
  • ミシガン大学消費者態度指数:1966年を100として指数化
  • 物価指数とマネー統計は前年同月比、GDPは前期比、特段の記載がない経済指標は前月比または当月の数値

 

注目の経済指標と政治イベント

19日

  • 英国イングランド ロックダウン解除
  • 未定 日本7月の月例経済報告(内閣府)
  • 23:00 米国7月NAHB住宅市場指数

20日

  • 08:30 日本6月全国消費者物価指数(CPI)
  • 21:30 米国6月住宅着工件数
  • 21:30 米国6月建設許可件数

21日

  • 08:50 日本6月貿易統計
  • 08:50 日銀・金融政策決定会合議事要旨
  • 東京五輪、ソフトボールのオーストラリア―日本で競技開始(福島県)

22日

  • 未定 南アフリカ準備銀行(中央銀行)政策金利
  • 20:45 欧州中央銀行(ECB)政策金利
  • 21:30 ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁、定例記者会見
  • 21:30 米国前週分新規失業保険申請件数
  • 23:00 欧州7月消費者信頼感
  • 23:00 米国6月景気先行指標総合指数
  • 23:00 米国6月中古住宅販売件数

23日

  • 東京五輪開会式(オリンピックスタジアム)
  • 17:00 欧州7月PMI
  • 19:30 ロシア中銀政策金利
  • 22:45 米国7月PMI
  • G20環境相・エネルギー相合同会合(ナポリ)

来週以降

  • 7月27日―28日:FOMC
  • 8月26日―28日:ジャクソンホール会議
  • 9月9日:ECB
  • 9月11日:米同時テロから20年
  • 9月21日―22日:日銀金融政策決定会合
  • 9月21日―22日:FOMC
  • 9月26日 ドイツ総選挙
  • 10月27日―28日:日銀金融政策決定会合
  • 10月28日:ECB
  • 10月30日―31日:G20首脳会議
  • 11月2日―3日:FOMC
  • 12月14日―15日:FOMC
  • 12月16日:ECB
  • 12月16日―17日:日銀金融政策決定会合

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