目次
先週の為替相場レンジ(変動範囲)
始値 | 安値 | 高値 | 終値 | 変化率 | |
---|---|---|---|---|---|
USD/JPY | 109.92 | 109.07 | 110.60 | 110.54 | +0.56% |
EUR/USD | 1.1807 | 1.1752 | 1.1831 | 1.1771 | ▲0.31% |
EUR/JPY | 129.99 | 128.60 | 130.30 | 130.11 | +0.09% |
USD/CNH | 6.4780 | 6.4613 | 6.4980 | 6.4745 | ▲0.05% |
CNH/JPY | 16.9745 | 16.7990 | 17.0777 | 17.0652 | +0.53% |
先週の為替相場サマリー
USD/JPY
- 先週のドル円相場は、1ドル=109.92円からスタート。週初は株式市場が崩れリスクオフムードが漂う中、先週からの流れを引き継ぎドル売り円買いが強まると、19日月曜日のNY時間に掛けて109.97まで下落。その後は、オリンピック開催を控えてか次第に楽観的な雰囲気が漂うと、徐々にリスクオフムードが薄れる中で、火曜日以降はドル買戻しが優勢。週末までじりじりとドルは買い戻され、110.60の高値をつけたのち、110.54でクローズ。
EUR/USD
- ユーロ相場は、1ユーロ=1.1807ドルからスタート。先週からの流れを引き継ぎ、週初はユーロ売りからスタートするも、1.17ミドルでは買いも多くなかなか下がり切らない展開が続く。木曜日にはECBラガルド総裁の定例記者会見とQ&Aが行われ、思惑を巡って売買が交錯する中で、買い戻され1.1831まで値を戻す局面もあったが、週末には再度売り込まれ、結局先週比0.31%安い1.1771でクローズ。
USD/CNH
- 人民元相場は1ドル6.4781元からスタート。週初はドル買い優勢の中で、6.50突破目前の6.4980まで上昇。しかしこのレベルでは引き続き売り優勢の展開となると、その後はじりじりと反転、21日水曜日のNY時間には6.4613まで下落した。週末は、再び買戻し優勢となる時間帯もあったが、終わってみれば6.4745と2週連続のドル安人民元高となった。
先週のできごと
19日
- 英国イングランド ロックダウン解除
- 政府は7月の月例経済報告で、景気の総括判断を前月と同じ「持ち直しの動きが続いているものの、一部で弱さが増している」に据え置いた。3カ月連続。
- 米国7月NAHB住宅市場指数 80
20日
- 日本6月全国消費者物価指数(CPI)+0.2%
- 米国6月住宅着工件数 +6.3%
- 米国6月建設許可件数 ▲5.1%
21日
- 日本6月貿易統計 +3,832億ドル
- 日銀は、6月の金融政策決定会合の議事要旨を公表した。気候変動問題への対応をめぐり多くの政策委員から「日銀としても金融政策の面からどのような貢献ができるか方向性を示す局面に来ている」という意見が出て、新たな資金供給の仕組みの導入が決まったことが判明した。
- 東京五輪、ソフトボールのオーストラリア―日本で競技開始
22日
- 南アフリカ準備銀行(中央銀行) 政策金利を据え置き
- 欧州中央銀行(ECB) 政策金利を据え置き
- ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁は、定例記者会見にて、物価上昇が一時的に2%を超えても容認する姿勢を示した。
- 米国前週分新規失業保険申請件数 41.9万件
- 欧州7月消費者信頼感 ▲4.4ポイント
- 米国6月景気先行指標総合指数 +0.7%
- 米国6月中古住宅販売件数 +1.4%
23日
- 東京五輪開会式
- 欧州7月PMI 製造業62.6 サービス業60.4
- ロシア中銀は政策金利を1.0%引き上げ6.5%とした
- 米国7月PMI 製造業63.1 サービス業59.8
- 主要20カ国・地域(G20)がイタリア・ナポリで開いた気候・エネルギー相会合で、脱炭素をめぐる溝があらわになった。先進国は石炭火力発電の縮小や産業革命前からの気温上昇を1.5度以内に抑えることを求め、新興国は反対した。
経済用語解説
- GDP=Gross Domestic Price(国内総生産);高成長が良い
- CPI=Consumer Price Index(消費者物価指数):2%目標を掲げる先進国が多い
- PPI=Producer Price Indes(生産者物価指数):CPIに影響を与える
- PMI=Purchasing Manager Index(購買担当者景気指数):50が基準
- ZEW=Leibniz Centre for European Economic Research(欧州経済研究センター):50が基準
- NAHB=National Association of Home Builder:50が基準
- ニューヨーク連銀製造業景気指数:0が基準
- フィラデルフィア連銀製造業景気指数:0が基準
- ミシガン大学消費者態度指数:1966年を100として指数化
- 消費者信頼感指数:1985年を100として指数化したもの
- 物価指数とマネー統計は前年同月比、GDPは前期比、特段の記載がない経済指標は前月比または当月の数値
注目の経済指標と政治イベント
26日
- 23:00 米国6月新築住宅販売件数
27日
- 東京2020オリンピック・パラリンピック文化イベント開始
- 16:30 黒田東彦日銀総裁、発言
- 21:30 米国6月耐久財受注
- 22:00 5月ケース・シラー米住宅価格指数
- 23:00 米国7月消費者信頼感指数
- 23:00 米国7月リッチモンド連銀製造業指数
28日
- 27:00 米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表
- 27:30 パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、定例記者会見
29日
- 18:00 欧州7月消費者信頼感
- 21:30 米国前週分新規失業保険申請件数
- 21:30 米国4-6月期四半期実質国内総生産
- 21:30 4-6月期四半期コアPCE
- 23:00 6月住宅販売保留指数
30日
- 08:30 日本6月失業率
- 08:30 日本6月鉱工業生産
- 18:00 欧州6月失業率
- 18:00 欧州7月消費者物価指数
- 18:00 欧州4-6月期四半期域内総生産
- 21:30 米国4-6月期四半期雇用コスト指数
- 21:30 米国6月個人所得
- 21;30 米国6月個人消費支出
- 21:30 カナダ5月月次国内総生産
- 22:45 7月シカゴ購買部協会景気指数
- 23:00 7月ミシガン大学消費者態度指数
来週以降
- 8月26日―28日:ジャクソンホール会議
- 9月9日:ECB
- 9月11日:米同時テロから20年
- 9月21日―22日:日銀金融政策決定会合
- 9月21日―22日:FOMC
- 9月26日 ドイツ総選挙
- 10月27日―28日:日銀金融政策決定会合
- 10月28日:ECB
- 10月30日―31日:G20首脳会議
- 11月2日―3日:FOMC
- 12月14日―15日:FOMC
- 12月16日:ECB
- 12月16日―17日:日銀金融政策決定会合
本コンテンツの続き
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