先週の為替相場レンジ(変動範囲)

始値 安値 高値 終値 変化率
USD/JPY 135.18 134.52 137.01 135.19 +0.01%
EUR/USD 1.0556 1.0366 1.0615 1.0428 ▲1.21%
EUR/JPY 142.70 139.78 144.26 140.98 ▲1.20%
USD/CNH 6.6826 6.6685 6.7276 6.6967 +0.21%
CNH/JPY 20.2294 20.0389 20.4439 20.1857 ▲0.22%

先週の為替相場サマリー

ドル買い優勢

USD/JPY

  • ドル円は上昇後に反落。1ドル=135.18円からスタートし、週初は目立ったイベントがない中でじりじりと上昇した。水曜日にはパウエルFRB議長の物価抑制を強調する発言もあり、137円台をワンタッチ。しかしその後はコモディティ価格が反落する中で、円の買い戻しが優勢となり、金曜日には一時134円台へと値を戻したのち、週初と変わらずの135.19円でクローズ。

EUR/USD

  • ユーロは下落1ユーロ=1.0556ドルからスタートし、週初は動意に乏しい展開が続いたが、パウエルFRB議長の物価抑制発言もあり週央からはドル買いが優勢となると、その後は緩やかに下落。特段大きなイベントがない中で、上値の重い展開が続き金曜日には一時1.0366まで下落。週末は買戻され1.0428でクローズ。

USD/CNH

  • 小幅にドル買いが進行。1ドル=6.6826元からスタートし、火曜日に一時ドル売りが優勢となり6.6685レベルまで下落する局面も見られたが、その後はドル買いが優勢で、金曜日には一時6.7276レベルまで上昇した。週末は売り戻され、6.6967でクローズ。

 

先週のできごと

①欧米の中銀総裁はインフレ抑制が最優先課題であることを強調、②6月28日時点で財務省は為替介入を未実施

27日

  • 米5月耐久財受注 +0.7%
  • 米5月住宅販売保留指数 +0.7%
  • 欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は「ユーロ圏のインフレ率は望ましくないほど高く、今後しばらくの間、その状態が続くと見込まれる」と述べたうえで、「金融政策の正常化プロセスは断固として持続的に進める」と強調した。

28日

  • フランス6月消費者信頼感指数 82
  • 米5月卸売在庫 +2.0%
  • 米6月消費者信頼感指数 98.7
  • 6月リッチモンド連銀製造業指数 ▲19
  • 欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は、インフレの抑制に向けて「断固とした持続的な行動が必要だ」と語った。7月に0.25%の利上げを始める方針を改めて示した上で、その後は必要なら「より迅速に動く」準備があると説明した。金融引き締めにあたり域内国債の利回り格差の拡大を防ぐ必要性も強調した。
  • ハンガリー国立銀行(中央銀行)は28日の金融理事会で、主要な政策金利である基準金利を1.85%引き上げ、年7.75%とすることを決めた。
  • 主要7カ国首脳会議では、ロシアのウクライナ侵略の経済や国民への影響を最小化するための継続的な連携に引き続き関与し、為替レートに関する既存のG7のコミットメントを再確認した。

29日

  • 日本6月消費者態度指数・一般世帯 32.1
  • ドイツ6月消費者物価指数 +7.6%(強いインフレ圧力)
  • FRBのパウエル議長は「物価安定に失敗すること」の方が大きなリスクと発言した。

30日

  • 日本5月鉱工業生産 ▲7.2%
  • 中国6月製造業購買担当者景気指数(PMI) 50.2
  • 日本5月新設住宅着工戸数 ▲4.3%
  • ドイツ5月輸入物価指数 +30.6%
  • ドイツ5月小売売上高 +0.6%
  • フランス6月消費者物価指数 +5.8%(強いインフレ圧力)
  • スウェーデン中銀は政策金利を0.50%引き上げ、0.75%に設定
  • ドイツ6月失業率 5.3%
  • 日本、外国為替平衡操作の実施状況(介入実績)は6月28日まで実施なし
  • 米5月個人消費支出(PCE) +6.3%
  • 米前週分新規失業保険申請件数 23.1万件
  • 6月シカゴ購買部協会景気指数 56.0
  • OPECプラスは会合で、8月も現行の緩やかな増産ペースを維持すると決めた。
  • 南米コロンビアの中央銀行は金融政策決定会合を開き、政策金利を1.5%引き上げて7.5%にすると決めた。利上げは7会合連続。
  • バイデン米大統領は訪問先のスペインの首都マドリードで記者会見し、7月中旬にサウジアラビアを訪れて湾岸のアラブ諸国で構成する湾岸協力会議(GCC)首脳会議に出席し、各国に原油の増産を求める意向を示した。政権の最優先課題となっている原油価格の高騰によるインフレを和らげる狙いがある。
  • 北大西洋条約機構(NATO)首脳会議では主にロシアと中国を念頭に厳しく対処することを確認。

1日

  • 6月東京都区部消費者物価指数 +2.3%
  • 日本5月失業率 2.6%
  • 4-6月期日銀短観・四半期大企業業況判断 9
  • 中国6月Caixin製造業購買担当者景気指数(PMI) 51.7
  • ユーロ圏6月消費者物価指数 +8.6%
  • 米6月ISM製造業景況指数 53.0
  • 中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席は、香港返還25年の記念式典で高度の自治を保障する一国二制度を長期にわたって続けると表明した。

来週以降

  • 7月21日:日銀金融政策決定会合(経済・物価情勢の展望付き)
  • 7月21日:ECB
  • 7月27日:FOMC
  • 9月8日:ECB
  • 9月21日:FOMC(経済予測データ付き)
  • 9月22日:日銀金融政策決定会合
  • 10月27日:ECB
  • 10月28日:日銀金融政策決定会合(経済・物価情勢の展望付き)
  • 11月2日:FOMC
  • 11月8日:米中間選挙の投開票
  • 12月14日:FOMC(経済予測データ付き)
  • 12月15日:ECB
  • 12月20日:日銀金融政策決定会合

 

経済用語解説

  • GDP=Gross Domestic Product(国内総生産):高成長が良い
  • CPI=Consumer Price Index(消費者物価指数):2%目標を掲げる先進国が多い
  • PCE=Personal Consumption Expenditures:個人消費支出、消費者物価と相関が高い
  • PPI=Producer Price Index(生産者物価指数):CPIに影響を与える
  • PMI=Purchasing Manager Index(購買担当者景気指数):50が基準
  • ZEW=Leibniz Centre for European Economic Research(欧州経済研究センター):0が基準
  • NAHB=National Association of Home Builder:50が基準
  • ニューヨーク連銀製造業景気指数:0が基準
  • フィラデルフィア連銀製造業景気指数:0が基準
  • リッチモンド連銀製造業指数:0が基準
  • シカゴ購買部協会景気指数:50が基準
  • ミシガン大学消費者態度指数:1966年を100として指数化
  • S&P/ ケース・シラー住宅価格指数は、「20大都市圏住宅価格指数」がよく利用されている。景気に大きな影響がある住宅市場の動向を確認する上で重要な指標。
  • 住宅販売保留指数:売買契約は終わっているが、引渡しが済んでいない物件数を指数化
  • 欧州消費者信頼感指数:2000~2020年の平均を100としてその上下を図る(速報の発表は前月比で報告される)
  • 欧州景況感指数:2000~2020年の平均を100としてその上下を図る(発表は実数で報告される)
  • 消費者信頼感指数:1985年を100として指数化したもの
  • 日本景気動向指数:2015年を100として指数化したもの
  • 日本景気ウォッチャー調査:50が基準
  • 日本法人企業景気予測調査:0が基準

※物価指数とマネー統計は前年同月比、GDPは前期比、特段の記載がない経済指標は前月比または当月の数値

注目の経済指標と政治イベント

注目は、①米6月雇用統計、②日本5月国際収支

4日

  • アメリカ祝日(独立記念日)
  • 08:50 日本6月マネタリーベース
  • 15:30 スイス6月消費者物価指数
  • 16:00 トルコ6月消費者物価指数
  • 18:00 ユーロ圏5月卸売物価指数

5日

  • 10:45 中国6月Caixinサービス部門購買担当者景気指数(PMI)
  • 23:00 米国5月製造業新規受注

6日

  • 15:00 ドイツ5月製造業新規受注
  • 18:00 ユーロ圏5月小売売上高
  • 23:00 米6月ISM非製造業景況指数
  • 23:00 米5月JOLT求職
  • 27:00 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨

7日

  • G20外相会議(~8日まで)
  • 15:00 ドイツ5月鉱工業生産
  • 20:30 欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨
  • 21:15 米国6月ADP雇用統計
  • 21:30 米国5月貿易収支
  • 21:30 米国前週分新規失業保険申請件数

8日

  • 08:30 日本5月国際収支統計
  • 14:00 日本6月景気ウオッチャー調査
  • 21:30 米国6月雇用統計
  • 23:00 米国5月卸売売上高

9日

  • 10:30 中国6月消費者物価指数
  • 10:30 中国6月生産者物価指数

来週以降

  • 7月21日:日銀金融政策決定会合(経済・物価情勢の展望付き)
  • 7月21日:ECB
  • 7月27日:FOMC
  • 9月8日:ECB
  • 9月21日:FOMC(経済予測データ付き)
  • 9月22日:日銀金融政策決定会合
  • 10月27日:ECB
  • 10月28日:日銀金融政策決定会合(経済・物価情勢の展望付き)
  • 11月2日:FOMC
  • 11月8日:米中間選挙の投開票
  • 12月14日:FOMC(経済予測データ付き)
  • 12月15日:ECB
  • 12月20日:日銀金融政策決定会合

本コンテンツの続き

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