先週の為替相場レンジ(変動範囲)

始値 安値 高値 終値 変化率
USD/JPY 138.54 135.57 138.88 136.05 ▲1.80%
EUR/USD 1.0085 1.0079 1.0277 1.0210 +1.24%
EUR/JPY 139.73 138.76 142.32 138.91 ▲0.59%
USD/CNH 6.7607 6.7358 6.7881 6.7583 ▲0.03%
CNH/JPY 20.51 20.08 20.53 20.14 ▲1.80%

先週の為替相場サマリー

ドル安、円高

USD/JPY

  • ドル円は反落。1ドル=138.54円からスタートすると、週初は値を切り下げ、一時137円台まで下落しながら、木曜日までは概ね138円台前半で推移した。注目の集まった日銀金融政策決定会合にて、金融緩和の継続が発表されると一時円安が加速し138.88円まで上昇したが、ここがピークとなり、力なく137円台へと反落。金曜日には一時137円丁度まで売り込まれ、このレベルでは買いも見られ反発上昇する時間も続いたが、NY時間に掛けて再度売り圧力が強まると、137円を割り込み急落。ストップロスオーダーを巻き込みながら、一時135.57円レベルまで下落したのち、週末は136.05円レベルまで戻してクローズ。

EUR/USD

  • ユーロは上昇1ユーロ=1.0085ドルからスタートし、先週からの流れを引き継ぎ月曜、火曜と買戻しが優勢となり、1.02台まで値を戻した。その後は一進一退の攻防が続き1.02を挟んでの値動きが週末まで続き、1.0210でクローズとなった。注目のECBでは0.50%利上げが実施され大きく買われる局面もあったが、結局は1.02挟みの展開に終始した。

USD/CNH

  • 横ばい推移。1ドル=6.7607元からスタートし、先週の流れを引き継ぎ週初はドル売りが優勢となったが、水曜日からは反対にドル買いが強まり、木曜日には一時6.7881の高値をつけた。ただし週末は人民元が買い戻され、結局週初とあまり変わらない6.7583でクローズ。

 

先週のできごと

①ECBが0.50%利上げを実施、②各国の強いインフレ圧力、③欧米の弱いセンチメント

18日

  • 日本祝日(海の日)
  • 5月対米証券投資 +1,825億ドル
  • 欧州連合(EU)は外相理事会で、ウクライナへの武器供与の支援額を5億ユーロ(約700億円)追加することで合意した。これまでと合わせて総額25億ユーロになる。

19日

  • 米6月住宅着工件数 ▲2.0%(弱い数値)
  • 米6月建設許可件数 ▲0.6%(弱い数値)
  • イラン最高指導者のハメネイ師とロシアのプーチン大統領は19日、イランの首都テヘランで会談した。ハメネイ師はロシアのウクライナ侵攻に一定の理解を示し、協力強化で一致した。イランがロシア接近を鮮明にしたのは、イランへの圧力を強める米国への警戒感がある。

20日

  • 英国6月消費者物価指数 +9.4%(強いインフレ圧力)
  • ドイツ6月生産者物価指数 +32.7%(強いインフレ圧力)
  • 南ア6月消費者物価指数 +7.4%(強いインフレ圧力)
  • カナダ6月消費者物価指数 +8.1%(強いインフレ圧力)
  • 米6月中古住宅販売件数 ▲5.4%(弱い数値)
  • ユーロ圏7月消費者信頼感 ▲27.0(弱い数値)
  • 中国人民銀行(中央銀行)が発表した2022年7月の最優遇貸出金利(LPR、ローンプライムレート)は1年物が年3.70%だった。中長期資金を貸し出す際の目安となる期間5年超の金利は年4.45%で、いずれも据え置いた。

21日

  • 日本6月貿易統計 ▲1.38兆円(弱い数値)
  • 前週分新規失業保険申請件数 25.1万件
  • 7月フィラデルフィア連銀製造業景気指数 ▲12.3(弱い数値)
  • 米6月景気先行指標総合指数 ▲0.8%
  • 日銀は金融政策決定会合で、大規模な金融緩和策の維持を決めた。黒田東彦総裁は利上げについて「全くない」と言い切った。
  • 欧州中央銀行(ECB)は理事会で、政策金利を0.5%引き上げると決めた。利上げは11年ぶりで、上げ幅は2000年以来22年ぶりの大きさ。ロシア産天然ガスの供給不安で景気悪化懸念が急速に高まるものの、インフレ阻止を優先した。
  • トルコ大統領府はウクライナ産穀物の黒海からの輸出の再開に向けて、ロシアとウクライナの代表が22日に合意文書に署名すると発表した。ロシアの侵攻後、ウクライナには世界需要のおよそ1%に当たる2000万トン以上の穀物が滞留している。
  • イタリアのドラギ首相はマッタレッラ大統領に再び辞表を提出し、受理された。大統領は同日、上下院の解散を表明した。同国政府は9月25日に前倒し総選挙を実施することを決めた。
  • トルコ中央銀行は金融政策決定会合を開き、主要な政策金利の1週間物レポ金利を年14%で据え置くと決めた。据え置きは7会合連続。足元のインフレ率は80%近いが、エルドアン大統領が景気を冷やしかねない金融引き締めに反対している。

22日

  • 日本6月全国消費者物価指数 +2.4%(相対的に低いインフレ圧力)
  • フランス7月製造業購買担当者景気指数 49.6(弱い数値)
  • ドイツ7月製造業購買担当者景気指数 49.2(弱い数値)
  • ユーロ圏7月製造業購買担当者景気指数 49.6(弱い数値)
  • 米7月製造業購買担当者景気指数 52.3
  • 新型コロナウイルスの感染者は全国で新たにおよそ19万5000人が確認された。21日の18万6200人を上回り、過去最多を更新した。東京は2日連続で3万人台の感染者が報告されたほか、北海道や群馬、福岡などで最多となった。
  • ロシア中央銀行は金融政策決定会合で、政策金利を年9.5%から8%へ引き下げることを決めた。5会合続けての利下げで、25日から適用する。

 

経済用語解説

  • GDP=Gross Domestic Product(国内総生産):高成長が良い
  • CPI=Consumer Price Index(消費者物価指数):2%目標を掲げる先進国が多い
  • PCE=Personal Consumption Expenditures:個人消費支出、消費者物価と相関が高い
  • PPI=Producer Price Index(生産者物価指数):CPIに影響を与える
  • PMI=Purchasing Manager Index(購買担当者景気指数):50が基準
  • ZEW=Leibniz Centre for European Economic Research(欧州経済研究センター):0が基準
  • NAHB=National Association of Home Builder:50が基準
  • ニューヨーク連銀製造業景気指数:0が基準
  • フィラデルフィア連銀製造業景気指数:0が基準
  • リッチモンド連銀製造業指数:0が基準
  • シカゴ購買部協会景気指数:50が基準
  • ミシガン大学消費者態度指数:1966年を100として指数化
  • S&P/ ケース・シラー住宅価格指数は、「20大都市圏住宅価格指数」がよく利用されている。景気に大きな影響がある住宅市場の動向を確認する上で重要な指標。
  • 住宅販売保留指数:売買契約は終わっているが、引渡しが済んでいない物件数を指数化
  • 欧州消費者信頼感指数:2000~2020年の平均を100としてその上下を図る(速報の発表は前月比で報告される)
  • 欧州景況感指数:2000~2020年の平均を100としてその上下を図る(発表は実数で報告される)
  • 消費者信頼感指数:1985年を100として指数化したもの
  • 日本景気動向指数:2015年を100として指数化したもの
  • 日本景気ウォッチャー調査:50が基準
  • 日本法人企業景気予測調査:0が基準

※物価指数とマネー統計は前年同月比、GDPは前期比、特段の記載がない経済指標は前月比または当月の数値

注目の経済指標と政治イベント

注目は、①FOMC、②米第2四半期GDP、③独仏の7月消費者物価指数

25日

  • 17:00 ドイツ7月IFO企業景況感指数

26日

  • 日銀・金融政策決定会合議事要旨
  • 08:50 日本6月企業向けサービス価格指数
  • 23:00 7月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
  • 23:00 7月リッチモンド連銀製造業指数
  • 23:00 米国6月新築住宅販売件数

27日

  • 15:00 ドイツ8月GFK消費者信頼感調査
  • 15:45 フランス7月消費者信頼感指数
  • 21:30 米国6月卸売在庫
  • 21:30 米国6月耐久財受注
  • 23:00 米国6月住宅販売保留指数
  • 27:00 FOMC
  • 27:30 パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、定例記者会見

28日

  • 15:45 フランス6月卸売物価指数
  • 21:00 ドイツ7月消費者物価指数
  • 21:30 米国4-6月期四半期実質国内総生産
  • 21:30 米国4-6月期四半期コアPCE
  • 21:30 米国前週分新規失業保険申請件数

29日

  • 08:30 7月東京都区部消費者物価指数
  • 08:30 日本6月失業率
  • 08:30 日本6月有効求人倍率
  • 08:50 日本6月鉱工業生産
  • 14:00 日本6月新設住宅着工戸数
  • 15:45 フランス7月消費者物価指数
  • 17:00 ドイツ4-6月期国内総生産
  • 18:00 ユーロ圏7月消費者物価指数
  • 19:00 外国為替平衡操作の実施状況(介入実績)
  • 21:30 米国4-6月期四半期雇用コスト指数
  • 21:30 米国6月個人消費支出
  • 22:45 7月シカゴ購買部協会景気指数

来週以降

  • 9月8日:ECB
  • 9月21日:FOMC(経済予測データ付き)
  • 9月22日:日銀金融政策決定会合
  • 10月27日:ECB
  • 10月28日:日銀金融政策決定会合(経済・物価情勢の展望付き)
  • 11月2日:FOMC
  • 11月8日:米中間選挙の投開票
  • 12月14日:FOMC(経済予測データ付き)
  • 12月15日:ECB
  • 12月20日:日銀金融政策決定会合

本コンテンツの続き

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