先週の為替相場レンジ(変動範囲)
始値 | 安値 | 高値 | 終値 | 変化率 | |
---|---|---|---|---|---|
USD/JPY | 131.17 | 129.80 | 132.90 | 131.41 | +0.18% |
EUR/USD | 1.0789 | 1.0666 | 1.0799 | 1.0675 | ▲1.06% |
EUR/JPY | 141.57 | 139.54 | 142.98 | 140.31 | ▲0.89% |
USD/CNH | 6.8120 | 6.7740 | 6.8320 | 6.8226 | +0.16% |
CNH/JPY | 19.27 | 19.08 | 19.53 | 19.26 | ▲0.01% |
先週の為替相場サマリー
ドル高が継続
USD/JPY
- ドル円は上昇。週明け早朝に日経新聞より「日銀総裁後任人事は雨宮現副総裁に打診」との報が伝わると、東京寄りつきにかけて1ドル=132円台まで上昇。先週から続くドル買い圧力も相まって火曜日の東京時間に132.90円の今週高値を記録した。その後は「14日に内閣が衆参両院に人事案を提出のスケジュール」と伝わる中で、市場は様子見の姿勢を強めた。131.50円レベルで迎えた金曜日の夕方に、再び日経新聞より人事案に関して、「雨宮氏は人事案を拒否、植田和男氏を起用」との報が伝わると、雨宮氏が緩和路線を引き継ぐと見られていたこと、植田氏がゼロ金利やYCC政策の見直しの必要性を考えている人物であることから円の買戻しが加速し、一時129.82銭までドル円は下落した。欧州時間以降はドル買いが強く、131.38円まで値を戻してクローズ。
- 先週末の予想は「上」で結果は「〇」。2022年初からの正答率は62.2%。
EUR/USD
- ユーロは下落。1ユーロ=1.0789ドルからスタートすると、引き続きドル買いを主因としたユーロ売りが優勢で、火曜日に1.07を割り込む展開となった。注目の集まったワシントン経済クラブの対談イベントにおけるパウエルFRB議長発言においては、特段目新しいコメントは見られなかったが、投資家の思惑で上下に振れる荒い展開となった。週央はユーロが買い戻され1.07台の後半まで値を戻す時間帯も見られたが、週末に掛けては再びドル買いが優勢で1.0666の今週安値を記録したのち、1.0675でクローズ。
- 先週末の予想は「下」で結果は「〇」。2022年初からの正答率は65.0%。
USD/CNH
- 人民元は対ドルで下落。1ドル=6.8120元からスタートすると、週初は先週の流れを引き継ぎドル買いが強まり6.8320の今週高値を記録。その後は人民元の買戻しが優勢で6.79を中心とした値動きが続く中で水曜日の東京時間に6.7740の今週安値を記録した。その後も6.79を中心とした推移となったが、週末に掛けては再びドル買いが強まり6.8235まで値を戻してクローズ。
- 先週末の予想は「上」で結果は「〇」。2022年初からの正答率は65.2%。
本コンテンツの続き
- 先週の出来事
- 注目の経済指標と政治イベント
- 先週の通貨強弱
- グローバルマクロ環境の整理
- チャート分析
- 今週の戸田の相場見通し
- 動画解説
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