先週の為替相場レンジ(変動範囲)
始値 | 安値 | 高値 | 終値 | 変化率 | |
---|---|---|---|---|---|
USD/JPY | 134.80 | 131.57 | 135.10 | 131.80 | ▲2.23% |
EUR/USD | 1.0648 | 1.0517 | 1.0760 | 1.0668 | +0.20% |
EUR/JPY | 143.52 | 139.19 | 144.98 | 140.60 | ▲2.03% |
USD/CNH | 6.9275 | 6.8317 | 6.9275 | 6.8906 | ▲0.53% |
CNH/JPY | 19.4307 | 19.0829 | 19.6003 | 19.1283 | ▲1.56% |
先週の為替相場サマリー
円の買戻しが優勢
USD/JPY
- ドル円は続落。1ドル=134.80円からスタートすると、週初にSVB(シリコンバレー銀行)への預金全額保護が発表され、火曜の欧州時間に高値135.10円をつけた。しかしその後はクレディスイスの株価急落が意識され再びリスクオフ、円の買戻しが優勢の展開。木曜日にはクレディスイスとスイス金融当局からそれぞれ対策が発表されたものの影響は限定的であった。週末は米ファースト・リパブリック・バンクの経営危機の影響もあり欧米売り日本買戻しとなる中、金曜日のNY時間に131.57円を記録したのち、131.80円でクローズ。
- 先週末の予想は「下」、結果は「〇」。2022年初からの正答率は63.3%。
EUR/USD
- ユーロは小幅に上昇。1ユーロ=1.0648ドルからスタートすると、週初はじり高の展開で火曜日に高値1.0760ドルを記録。水曜日の欧州時間からクレディスイスの株価急落が意識され、一気にユーロ売りが優勢となり今週安値の1.0517ドルを記録。木曜日のECB理事会においては想定通り0.50%の利上げが行われ政策金利が3.50%に設定されるとともに、ラガルド総裁からは「金融システムだけでなく、物価の抑制も重要」といった趣旨の発言を受けて、週末に掛けてユーロの買戻しが強まり1.0668ドルまで値を戻してクローズ。
- 先週末の予想は「上」、結果は「〇」。2022年初からの正答率は63.6%。
USD/CNH
- ドル売り人民元買いが優勢。1ドル=6.9275元でスタートすると、週初は先週の流れを引継ぎドル売り人民元買いが優勢で、6.8317元を記録。ただしこのレベルが直近レンジ(6.80-7.00)の下限に近い水準でもあり、その後は緩やかに買戻しが優勢となった。市場の話題の中心がクレディスイス株価の急落など欧米銀行の経営危機となるなかで、ドル人民元はやや方向感に欠ける展開が続き、6.8906元でクローズ。
- 先週末の予想は「フラット」。2022年初からの正答率は65.3%。
本コンテンツの続き
- 先週の出来事
- 注目の経済指標と政治イベント
- 先週の通貨強弱
- グローバルマクロ環境の整理
- チャート分析
- 今週の戸田の相場見通し
- 動画解説
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