メッセージ
為替から世界を学ぶ
為替から世界を学ぶという「概念」には、為替を通して世の中のことを学ぶことが出来る、そしてこれからも学んでいきたいと言う想いを込めています。私は、駆け出しのディーラー時代、なにもわからずに、なんとなくチャートを眺めてデイトレードを行っていましたが、なかなか上手く行きませんでした。その後、勝ちたい一心で、米雇用統計などの重要経済指標を追うようになり、また各国中央銀行の金融政策を追うようになってようやく良い勝負が出来るようになりました。そして今は国際政治、つまり地理・歴史・宗教観にもとづく、外交や軍事政策なども追うことで現状認識がより正確になり、もう一段、勝率が上がっています。そしてその大きな副産物として少しずつ世の中の繋がりについて理解が深まってきました。縁があって中国の為替政策を突き詰めて分析したことで、金融市場の重要なテーマである「米中関係」についても詳しくなり、大手出版社様から出版の機会を頂きました。為替への入口は人それぞれだと思います。しかし一つたしかに言えることは、為替を通じて世界に目を向ければ、勝負に勝てるだけでなく、世界の繋がりを知ることができ、私たちの生活が豊かなものになるということです。ぜひ私と一緒に為替から世界を見て、ともに学んでいきましょう。