この記事でわかること

・FXの損切設定とは
・FXではどのような損切設定があるのか
・FXの損切設定で必ず意識すべきポイント

 

FXの損切設定とは

損切とは取引の損失を最小限に抑えるため、事前に設定した水準に達した時点でポジションを手仕舞い(反対売買)することです。予想外の相場変動に対処し資産を守るためのリスク管理方法であり、大きな損失を防ぐために重要です。

 

損切設定の種類

ストップロスオーダー  (Stop Loss Order)

ストップロスオーダーは、あらかじめ設定した損失の範囲に達した場合に、自動的にポジションを手仕舞う注文です。ストップロスは、取引者が大きな損失を回避するための最も基本的なリスク管理方法です。

FXにおける具体的な注文方法の解説はこちら → URL:

トレール注文  (Trailing Stop)

トレール注文はポジションが利益を上げている場合に、値幅を定め、ストップロスレベルを現在の水準に自動的に近づけることができる注文です。これにより定めた値幅に応じた利益が確保されると同時に、リスク管理も行うことができます。

※英単語の “Trail”には「通った道を追跡する」と言った意味があります。

 

FXの損切設定で必ず意識すべきポイント

損切設定は必ず必要

損切設定はリスク管理の基本であり、取引を行う際には必ず設定しましょう。これにより、相場が不利な方向に動いた場合でも、損失が一定の範囲に収まるようになります。

損切位置を適切に設定

損切位置は、市場のボラティリティや自身のリスク許容度に応じて適切に設定することが重要です。

狭く設定すると、小さな相場の変動ですぐに損切を執行しなくてはならなくなります。一方であまりに広く設定すると、大きな損失を被る可能性が高まります。

損切設定は一度決めたら変更しない

一度決めた損切設定をずらさないことはとても重要です。なぜならば損切設定をキャンセルしたり遠ざけたりすることで、当初のリスク管理計画が崩れてしまうからです。

短期的には損切を遠ざける事が利益につながることもあります。しかし長期的に見たときには、リスク管理をする上での悪影響の方が大きいでしょう。

 

戸田裕大の一言

損切設定をしない方もいらっしゃるそうですが、リスク管理としては完全にアウトです。リーマンショックに代表されるように世の中いつ何が起こるか分かりませんので、その際に大きな損失を回避できるということが翻せば最大の利益ともいえるのです。

リスクをコントロールできない方は安定して勝てるディーラーになり得ません。めったにしませんが、断言しておきます。損切設定はした方がよいです。

 

戸田からのお役立ち情報はこちら→:https://linktr.ee/yudaitoda