pipsとは?
pips(ピップス)とは、外国為替(FX)市場において通貨ペアの価格変動を測る用語です。
英語では “Percentage In Point” または “Price Interest Point”の略として使われ、ほぼ同義となりますが、前者の方がやや一般的なようです。
※PIPの複数形で pipsと呼ばれます。
通常は基軸通貨である米ドルを基準として考え、ほとんどの通貨ペアが小数点以下4桁目までの変動で表示されていることから1pip=0.0001を指しますが、USD/JPYのような通貨ペアでは、小数点以下2桁目の変動にたいして1pipと呼ぶこともあります。
※ただしドル円は一般的には35銭の利益、17銭の損失など「何銭」と呼ぶことが多いです。ドル円でpipsと使うとやや素人っぽい印象を受けます。
したがって、まずここでは対ドル通貨ペアは「0.0001=1pip」と覚えておきましょう。
pipsの活用法
pipsは、取引の損益を計算したり、リスク管理を行ったりする際に重要な役割を果たします。
例えば、USD/JPYで10ロット(1万通貨)を取引する場合、1pipsの変動が100円の損益に相当します。
※1ロット=1000通貨
したがって、取引者はこの単位を利用して、取引の利益目標や損切設定などを行います。
戸田裕大の一言
SNSを見ていると何pips買った、負けたという表現が目立ちます。
ですが実はプロは「%」を好みます。
なぜなら1pipsの重みは通貨ペアによって大きく異なり、その大小がよく分からないからです。
したがってpipsで表現する癖をつけるのはあまりお勧めしません。
それでも何pips買った、負けたと使いたいときにはせめて何の通貨ペアで取引しているのかを述べるようにしましょう。
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