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著者の臨場感あふれる体験談と分かりやすい解説が良かった。中国は、金融政策の独自性・為替の安定を図るために、資本の自由化が進んでいない(国際金融のトリレンマ)一方、人民元の国際化のために長期的には通貨価値の上昇を図りたい所、やはり国内景気への影響を考えるとこれが進められないジレンマ、長期的な中国のデジタル人民元・CIPSの動き等、分かり易かった。1980年代の日本とのトートロジー等改めてこのような形で整理するとここまで分かり易くなるのだなと目から鱗でした。今気になるテーマな一方、なかなか簡潔に説明した書籍がなかったので即購入し、期待通りでした。
N.Tさん(日系製造メーカー勤務)
内容濃くボリューム満点だった。著者は中国拠点に活躍されており、中国金融経済をリアルタイムで分析されているからこその鋭い視点で、米中問題や世界情勢が語られている。中国の真の狙いは?アメリカが守りたいものはなにか、米中を取り巻く各国の思惑とは?
細かく解説されていて非常に分かりやすくあっという間に完読した。米中”貿易"戦争は表面的な問題(もちろん重要ですが)であって真の課題は通貨覇権戦争だということがすごく理解できたし、今後の米中の行方、世界情勢の行方を考える上で、そこを頭に入れておくだけでまた物事の見方が変わると思いました。本書を読むと世界の見え方が変わると思います。
Y.Hさん(個人投資家)
「米中金融戦争」と題されていますが、中国とアメリカだけでなく世界情勢も垣間見える秀逸な一冊です。この本を読むまでは、ニュースで「アメリカによる金融制裁が発動されて・・・」と聞いても「それでどうなるのだ?ニュースになる程どこが凄いのか?」と不思議に思っていましたが、この書籍を読んだことで断片的なニュースのその奥の流れに意識が行くようになりました。キャッスレス決済が中国にもたらしたもの、基軸通貨ドル、SWIFTとCIPS、コロナによる影響、欧米と中国等・・様々なことが記載されており、濃厚な内容です。著者は中国でも会社経営をしているので、現地で得られる生きた情報が記載されており、臨場感があります。本を読み進めていくうちに自分で考えこむことも多くなり、久し振りに頭を使いました。中国進出を含めた海外進出を考えている企業の会社員の方は勿論、経済学部や法学部等の学生の方々にも一読して欲しい書籍です。\880+税という手に取りやすい価格ですし。読みづらい漢字にはふり仮名がふってあります。専門用語には()で一言説明が添えられていて、良心的です。
Y.Fさん(教育関係者)
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