FXの分析方法で「支持線」「抵抗線」といった名前を聞いたことがあるのではないでしょうか?この2つは、トレードを行う上で道しるべのようなものです。そのため、意味や使い方を覚えておけば、より正確に相場の分析ができるようになるでしょう。そこで今回は、FXにおける支持線と抵抗線の意味と引き方についてご紹介していきます。
支持線と抵抗線とは?
支持線と抵抗線とは、相場の分析を行う際にチャートに引くラインです。初心者から上級者まで使う分析方法となっています。ではここからは、支持線と抵抗線の違いについて見ていきましょう。
支持線(サポートライン)
支持線とは、ここより下落しにくいと思われるところを分析して引く線のことを指します。別名で、サポートラインと呼ばれることもあります。価格が支持線まで下がると、売り手はこれ以上価格が下がらないリスクを考え、また買い手はチャンスと思って買いをいれることにより、価格が反転することがあります。
抵抗線(レジスタンスライン)
抵抗線とは、これ以上は上昇しにくいと思われるところを分析して引く線のことを指します。別名で、レジスタンスラインと呼ばれることもあります。価格が抵抗線まで上がると、買い手はこれ以上価格が上がらないリスクを考え、売り手はチャンスと思って売りをいれることにより、価格が反転することがあります。
支持線と抵抗線の見分け方
支持線と抵抗線は、これまでの相場の動きに応じて引かれます。もしも支持線を突破するような上昇が起きた時には次の支持線を引いて使い、抵抗線を突破する下落が起きたら次の抵抗線を利用するという形になります。
支持線と抵抗線の引き方
支持線と抵抗線には明確な引き方は決められておらず、トレーダーによって異なる使い方をしています。戸田は基本的には1時間足~日足などでみて、何度も止められている地点、心理的な節目(例えば1ドル100円など)と呼べる地点に引いて活用します。斜めにラインを引かれる方もいるそうですが、具体的な数値に落とし込むということでしか結果の正当性を判断できないと考えているため水平にしか引いていません。
戸田裕大の一言
支持線と抵抗線は、現在の相場の値動きを視覚的に捉えることができて、且つ利食いの目安、損切りの目安を設定する上で重要な分析手法と言えます。シンプルですが、その引き方に巧拙がでるもの。どの業界も同じですが、基本の所作において明確に差が出るということを肝に銘じて、一球入魂の気持ちで線を引いてみると良いと思います。
なおCAMPFIREコミュニティ「戸田裕大」のオンラインサロン、「毎日のドル円相場解説」では戸田が定める本日のラインを報告しています。ご興味のある方はご参加の上、参考にして頂ければ幸いです。
「毎日のドル円相場解説」はこちらから → https://community.camp-fire.jp/projects/view/661267