みなさんこんにちわ、戸田です。

先週の土曜日(2019年9月14日)にCEIBSのGlobalEMBA(GEMBA)コースを修了しました。

そこで本日は、卒業式を終えた思いが薄れないうちに、自分が感じたことを書き留めていきます。

自分語りになってしまいますが、将来の受験生の方に、思いが伝われば幸いです。

 

CEIBS GEMBA と私の関係

 

GEMBAは私を大きく変えてくれました。

当初は語学の面で授業についていけないばかりか、スケジュール的にも追い詰められて辛かった時期もありました。ただ歯を食いしばって、なんとか乗り越えた後はだんだんと授業に行くことが楽しみになりました。人に認められることの楽しみを徐々に知っていきました。

カリキュラムを通じてとても自信を持つことが出来て、最終的に起業に踏み切りました。起業のプランは untrepreneur の授業で作成し、クラスメイトが見てくれて、そして教授からもフォローして頂きました。

自分でのビジネスの経験がないばかりか、そもそもアナリスト・ディーラーと言う専門的な仕事をしていたため、最初は苦労しました。今ももちろん苦労の連続です。

そんな中で卒業式を迎え、クラスメイトとの別れがやってきて、かなり感傷的になってしまいました。上述のように上海で独立して仕事を始めたばかりだったこともあって、精神的にきつかったこともあって、いつもクラスメイトが支えてくれていたのだと言うことに、改めて気づかされました。

もともとMBAを志したきっかけは6年前、銀行で為替トレーダーとして夜勤をしていた頃、公私ともにどこか限界を感じて、何かを変えたいと、色々とノートに自分のアイデアを洗い出したことです。そして当時思い描いたのがテニスクラブの経営でした。

それは自分が米国にテニス留学していた経験があり、そこでテニス選手として生きていく道を選ばなかった後悔もあって、だからこそ自分の夢を他の選手に乗せて走りたいと考えていました。

ただテニスクラブを経営するには人を集める必要がある、そしてその人材は魅力がある人に集まると思ったのです。だからこそ自分を磨き続け、高める必要がある、その手始めに米国MBAの受験を検討しました。

しかし勉強を続けているうちに、会社から上海行きの辞令を頂戴しまして、はてどうしたものかと思ったのです。英語圏ではないぞと。

ところが上海で働いていく内に、だんだんと気持ちに変化が現われてきて、むしろ上海の方が活躍の場が広いのではないかと、この成長している国でチャンスを活かしたいと思ったのです。そしてCEIBSへの受験を決意し、無事合格し、卒業に至っています。

今は上海で人民元の調査・財務コンサルをしています。これは一つは中国で今自分が出来ること、世の中に貢献出来ることとして始めています。自分が「出来ること」「やりたいこと」「社会に貢献出来ること」をバランスよく考えて当初の夢であるテニスクラブの経営についても同時並行で進めて行きたいと考えています。

 

CEIBS GEMBA での学び

 

世界各国から様々なバックグラウンドの方々が中国は上海に集まってきて、そこでたくさんの出会いもありました。最初はビジネスを学びたいと思って入学したのですが、気づけば多くの濃縮された人生経験をクラスメイトから教えてもらっているのだと言うことに段々と気づきました。

ここではビジネスとしての学びではなくGEMBAでの体験を通じた「気づき」について箇条書きで書いていこうと思います。

  • アジア人は全般に英語が苦手で実力が存分に発揮できていないこと、それでも人は人の力をある程度見抜くこと。語学力は重要、人間力はさらに重要。
  • 人はチャレンジした分だけ人生に厚みが出て魅力的になる。自分の力続く限りチャレンジし、疲れたら休息する。これの繰り返し。
  • 若くて賢い人もいる。年齢そのものよりも、年齢の重ね方が重要。
  • 年を重ねて、悲しみを重ねて、人は人に優しく出来る。共感力とは自分の悲しみの量に比例する。
  • 他人と比較してもまるで意味がない。人には人の道がある、自分の道で頑張るのみ。
  • 人はピンチに陥った時に本性が現れる。気高く、プライドを持って生きることが、ピンチの時に信頼されるための鍵だと思う。
  • 海外に出たら、伝えないと、伝わらない。伝えないのは不親切、日本とは違う。
  • わからないことは勇気を持って質問をする。分かったふりをしても自分の成長に繋がらないし、分かったふりをしていることを他人は見抜く。
  • 他人を思いやり、背中を押してあげること。自分が押してもらった分以上に人の背中を押してあげる。それが生きている実感に繋がる。
  • 人は、笑顔の周りに集まる。悲しい顔をしない。泣くときは家でそっと泣くこと。
  • 資産や収入は精神を安定させるために必要。それらを引き下げる時の精神的な負担は残念ながらつきまとう。
  • 自分の主張ばかりで、他人の意見を聞かない人はどこに行っても通用しない。人の話を聞き、適切な時に、適切な言葉を発することが重要である。
  • チームワークにおける仕切る力、そして相手を尊敬することの重要さ。率先して役割を担いつつも、周りへの尊敬の念を忘れてはいけない。
  • 常に人に見られていること。身なり、態度、真摯さ、気配り、みんな全て見られている。
  • 過大に自分を振る舞わないこと。結果苦しむのは自分。
  • 反省したことを深く胸に刻み込むこと。そうでないと進んでは戻ってしまう。繰り返しのミスをなくすことで人は成長出来る。
  • 支えられていない人は、十分に前に進めないこと。支えてもらうには、まずは自分が支えること。人に優しく、自分に厳しく。

 

まとめ&卒業アルバム

 

自信を持って皆様にオススメできるスクールです。ぜひご興味のある方はトライしてください。人生が変わると思います。

 

戸田