この記事でわかること
・注文方法の種類と内容
・具体的な使用方法
どのようなFX注文方法があるか?
成行注文(Market Order)
成行注文は、現在の市場価格で直ちに取引を行う注文です。スピーディーにポジションを取ることができるため、取引のタイミングが重要な場合に利用されます。
指値注文(Limit Order)
指値注文は、指定した価格に到達した場合に取引を実行する注文です。目標価格での取引を行いたい場合や、定めた価格で利益を確定させるために利用されます。
逆指値注文(Stop Order)
逆指値注文は、指定した価格に達した時点で、成行注文として取引を実行する注文です。損失を制限するためや、ブレイクアウトを狙った取引戦略に利用されます。
IFD注文(If Done Order)
IFD注文は、あらかじめ定めた注文の約定と同時に、別の注文を自動的に発注する注文方法です。通常、指値注文や逆指値注文と併用され、エントリーと同時に利益確定や損切りの注文をおこなうことができます。
OCO注文(One Cancels the Other Order)
OCO注文は、2つの注文を同時に出し、どちらか一方が約定した場合にもう一方の注文を自動的にキャンセルする注文方法です。利益確定と損切りの注文を同時に出すことができるため、リスク管理に有効です。
IFDOCO注文(If Done One Cancels the Other Order)
IFDOCO注文は、IFD注文とOCO注文を組み合わせた注文方法で、あらかじめ定めた注文の約定と同時に、利益確定と損切りの注文をおこない、どちらか一方が約定したらもう一方の注文を自動的にキャンセルします。こうした注文を通じてリスク管理を効果的に行うことができます。
トレール注文(Trailing Stop Order)
トレール注文は、ストップ注文の価格を市場価格に自動的に追従させる注文方法です。これにより、利益を確保しつつ、さらなる利益の獲得を狙うことができます。レンジ相場と相性が悪く、トレンド相場で力を発揮します。
FXの具体的な注文方法
成行注文
表示されている為替レートで、即時に取引が行われます。
指値注文
逆指値注文
IFD注文
OCO注文
IFDOCO注文
トレール注文
FXの注文方法例
・成行注文→OCO注文
成行注文でエントリー、その後損切と利確のラインを決めてOCO注文発注。リスク限定をしながら狙った値幅が狙える単純明快な注文方法です。
・IFDOCO注文
この注文方法は兼業トレーダーの方におすすめです。エントリーから決済まで定めているので発注後の管理が楽になります。
戸田裕大の一言
どのようなスタイルの取引においてもまずは逆指値注文(Stop Order)を活用しリスクを管理することを徹底しましょう。リスク管理のできない人にトレーダーは務まりません。
中級者以上は、現在の相場がトレンド相場なのか、レンジ相場なのかを意識して利食いや損切りのレベルを決定しましょう。相場によって注文方法を使いこなせるようになればパフォーマンスが大きく改善するはずです。
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